ペルペトゥア・メモ:(2)参考図版Posted on 2019年6月10日By k.toyotaコメントする (1) 古代ローマの拘置所・監獄のイメージ 都市広場forum地下通路の参考写真(Pompei, il criptoportico di Villa Diomede):拘置所代用の場合、明かり採りの窓(兼、地上との荷物の搬出入口)を塞ぐと暗闇となる Napoli市内のローマ時代の地下構造 野獣刑直前に収監されたはずの円形闘技場地下牢跡? (2) 202年打刻(ローマ造幣所)の副帝ゲタ(13歳)の貨幣 (3) 古代の拳闘士(ボクサー)と拳闘士競技(ボクシング) クイリナリスの拳闘士,ローマ国立博物館 2018年に、拳闘士が手にはめたグローブがイギリスのウィンドランダで出土が公表された: https://www.history.com/news/only-known-boxing-gloves-from-roman-empire-discovered Rheinisches Landesmuseum、トリーア、ドイツ Villelaure出土、フランス、ca. 175 AD、Getty博物館所蔵:右の人物は頭から出血。しかしなかなかりりしいたたずまいだ 3世紀Thuburbo Majus出土、バルドー博物館所蔵、チュニジア:左の人物は頭から出血。こっちはいささかコミカルな印象 (4) 野獣刑 ad Bestias Sollertiana Domus出土、El Djem博物館所蔵、チュニジア:死刑囚の背中を支えているのは闘獣士か。死刑囚は容貌から南方のガラマンテス人と想定されている。となると、202年後半以降の作? Villa di Dar Buc Amméra、Zliten出土、ジャマヒリーヤ博物館所蔵、リビア:猛獣相手なので、こんな運搬具も考案されていたらしい Villa Silin出土、In situ、リビア:ペルペトゥアとフェリキタスの闘牛の見どころは、牛の角に引っかけられて死刑囚が宙を舞う場面だったのだろう。だから衣服や網が必要だった。かけ声をかけて狂喜する観客の声が聞こえてくるようだ。 関連 Filed under: ブログ
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