他のことを検索していたら、偶然ヒットした。イタリア関係で最近なんだかすっかり塩野七生大先生の後継者となった観のある「ミヤザキ マリ」さんのブログである。大先生と違って彼女は取り澄ましたところはないし、なにしろ即物的にマンガで表現できるし、結婚して深〜くイタリア社会に漬かっているので下世話に通じているからだろうが、気軽に読ませてくれるので、あれこれ笑いながら読んでしまった。以下に行くと、芋づる式に読めるはずです(連載としてはもう終わったらしいが)。 http://italia.miguide.jp/lifestyle/5434
それを読んでいるうちに、既視感にとらわれた。どこかで読んだ記憶を思いだしたのである。これも偶然だが、カルチャーでの講演の準備をしていたらそれが出てきた。2004年のレジメ掲載だった。
以来15年。アマゾンを見てみると、内田さんはその後も毎年のように書き綴っているようだ。20世紀末には、たぶん夫の赴任で異文化社会イタリアに居住することになった女性の滞在記が、主婦感覚でよく書かれていた。内田さんはそれとは若干違った構造的な切り口だったような記憶がある。
それで思い出した。以下もあった。いや、もちろん今もある。難攻不落のバチカンへの普通では考えられない、すごい食い込み方だった。
郷富佐子『バチカン:ローマ法王庁は、いま』岩波新書、2007年。
郷さんがイタリア特派員だったときの朝日新聞の彼女の記事の扱いは破格だった。さて今彼女はどこにいるのだろうか。えっ、シドニぃー?
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