私の最近開拓中の研究分野に、キリスト教受難記との関係で、裁判を行ったローマ都市長官Quintus Lollius Urbicusがある。文献検索していたらこの姓名ずばりの本があったので、こりゃ凄いと注文していたのだが・・・、今日届いたものをみてガックリ。詐欺だ〜、と。
なんと内容は、英文ウィキペディアに掲載されている彼関係の項目を編集しただけのもの(どっかで見たような表紙だとは思ったが。また、よくよく表紙を見てみると、左下の赤丸の中に白地にそう書いてあるが、注文時に老人には読めなかった)。ま、それはそれで、纏めてくれているので便利という見方もあるだろうが、老害の私にとっては文字が小さすぎて読むのが超ストレスの代物なのだ。これじゃあ拡大コピーにして読むしかない、となるとなんのことはない、ウェブから印刷するのと同じことで。その上、価格は送料込みで£43弱もしたのであ〜る。
以下、付録。YouTubeで以下をみつけ(https://www.youtube.com/watch?v=aeWvXSDMEAw)、霊廟にはめ込まれた銘文の、これまで見つけえてなかった現物のコピーをとることできたのは、思わぬ収穫だった。ちなみに、CIL, VIII/1, 6705。
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