エルコラーノ関係の科研報告書への提出のため、まとめたものを転載する。以前、リタイア後の2019年段階で掲載した付加は2019/9/26のブログをご覧ください。
①研究内容 エルコラーノ遺跡の下水構造の研究を、対照比較のためポンペイ遺跡やオスティア遺跡との関連性を持たせつつ継続している。 今回は、2023/3/1-22の渡伊調査において、とりわけエルコラーノ遺跡研究者、Aldo Cinque名誉教授(Universita` Napoli Federico II)とDomenico Camardo博士(Capo Archeologo HCP)と、エルコラーノ遺跡におけるトイレ研究について、またミラノ湾沿岸東部におけるbradisismo等に関する意見交換を行うことができて、多大の収穫があった。 なお、研究成果の一端は自身のブログで随時公表していることに付言しておく。 ②パブリケーション(冒頭の数字は研究業績の連番を示す) 学術論文: 53 論稿「ミニシンポ:出土遺物からオスティア住民の生き様を探る」「Ostia遺跡の特異性と、最近の研究成果」 『史學研究』第313号、2022/9、pp.1-15. その他 39 書評「堀賀貴編『古代ローマ人の危機管理』『古代ローマ人の都市管理』」 『西洋史学』第274号、2022/12、pp.106-108. 40 雑誌記事 堀賀貴・豊田浩志監修・資料提供「第2回最強!トイレ伝説」 『チャレンジ4年生:わくわく発見BOOK』2023/5月号、pp.12-13. 学会発表:いずれもテレビ会議形式 57 「小シンポジウム:Ostia研究の今とその特異性」 広島史學研究会大会西洋史部会(広島大学)、2021/10/31. 58 「オスティア・ポルトゥスとポンペイ:港湾と河川の学際研究」 日本西洋史学会大会古代・中世史部会(東洋大学)、2022/5/22. なお、この機会に誤字訂正もさせていただきたい。 【著書・共著・編著】 17: p.229左2行目:つつ −> この2語削除 p.230左5行目に以下を付加:このような視点が研究者から欠落しがちなのは、教会共同体内での活動経験がない、もしくはその実体験の投入がないがしろにされているからだろう。 【学術論文】 50: p.8上段3行目:二一一年 −> 二一二年 下段左2行目:ライン −> ドナウ p.9下段【付録】 268〜270年 クラウディス −> クラウディウス 270〜275年 アウレリアヌ −> アウレリアヌス p.106下段4行目:都市 −> 帝(首)都 p.115上段13行目:紫片岩 −> 紫斑岩
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