在イタリアの藤井慈子さんから、唐突にメールが届いた。昨日ロンドン入りしたのだが、いつものことだが、イタリアではインターネットの不調が日常的で、連絡とれなかったけど、明日、大英博物館で招待報告する、のだそうだ。
教えてもらった告示にいってみると(https://www.britishmuseum.org/events/gold-silver-and-glass-middle-east-eurasian-steppe)、「Gold, silver and glass from the Middle East to the Eurasian steppe:Lectures & discussions / Study days & courses / 18 Jun 2023、09.25–17.30」と、顔写真入りで紹介されていた。
彼女は私のゼミ出身で、大学院以来ローマ・ガラスの研究を継続し、在野ながら在伊滞在を武器に研究調査をヨーロッパ各地で積極的に続けて来ており、この10年は、截金研究を東京藝大の並木秀俊先生と共同研究してきていたが、それをササーンガラスのSt.John Simpson氏が評価してくれてのことらしい。見ている人は見ているわけで、ともかく、慶賀すべきことである。ここには利権がかったガラス・ムラなどないようで清々しい(でも私がしらないだけで、もちろんイタリアなんか本当はありそうな (^^ゞ)。
彼女が学位論文を春風社から公刊したのが2009年、それからもう14年も経っているのだが、情熱未だ尽きずといった感じである。給料もらっていて研究やめてる研究者も多いというのに。
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