人口減がこういう形で

2024/5/10着信の中国新聞デジタル記事に以下が:

 広島県教委は10日、1学年1学級の小規模な県立高14校の今春の入学者数と生徒数を公表した。いずれも入学者は20人以上だったものの、生徒数は4校で60人を下回った。県教委は本年度から再編や統廃合の基準を「新入生20人未満か全校生徒60人未満」が2年続いた場合と定めている。

 掲載図をみてえっという思いがした。

 今を去る3、40年前私が勤務していた女子大・女子短大で学生募集して馴染みの高校名がそこに上がっていたからだ。いつの間にこんなことになってしまったのか。

 深刻である。

【追記】上記を書いて2週間後に、前に勤務していた大学・短大から二年ぶりに同窓会ニュースが届いた。その中になんと来年度から短大の募集を停止する、大学を公立に移行する運動を展開するとあった。私がいたころは短大のほうが稼ぎ頭で、その上に女子大が乗っかっていたのだが、いずれも広島県北の高校からかなり来ていた。私が転職してだいぶ経ってから、男女共学になり、それでも短大の方は大幅な定員割れが続いていたらしい。18歳人口の減少が中国地方の山間部ではもろに影響しているわけで、さもありなんという感じである。

 岡山県北の◎◎市にはかつてS音楽大学・同短期大学部もあったが、さっさと見切って30年程前に瀬戸内海沿岸に移転したのだが、現在の定員充足率は大学で70%、短大で80%とやはり苦戦しているようだが、広島市にあるエリザベト音大は充足率が徐々に低下して、現在84%弱となっている状況を考慮すると、むしろ健闘しているといえるのかもしれない。

 昨年なにかと広島サミットがらみで卒業生が話題になった広島女学院大学の充足率を今回調べてちょっとビックリした。収容定員1320名のところ在学者数950名、充足率はなんと72%。広島の女子大で唯一生き残るだろうという噂を以前聞いたことがある安田女子大であるが、どういう理由でそう予想されているのか私には不明であったが、その充足率は、95%あってなるほどと納得。

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