以下、いささか古いが、ウィーン発 『コンフィデンシャル』(2023/3/18)より。
オーストリアでは、 「公共の場で顔を覆うことの禁止に関する連邦法」 (Anti-Face-Covering Act – AGesVG)がある。この連邦法には「公共の場所や公共の建物で顔の特徴を衣服やその他の物で隠したり隠したりして、顔の特徴を認識できないようにする人は誰でも、行政違反を犯し、最高150ユーロ(約2万1000円)の罰金を科せられます」と明記されている、らしい。例外は、「芸術的、文化的、または伝統的なイベント、またはスポーツで顔を隠す場合、違反することはない。もちろん、健康上または職業上の理由から顔を隠す場合は例外」という。同法は2017年10月1日に発効している。マスク着用義務に関連する行政法が失効したと喜んでいたら、顔を隠してはならない覆面禁止法が復活して有効になったわけだ。
たとえインフルエンザ予防のためにマスクをしていても、医者の診断書がなければ罰金を科せられるおそれがあるわけだ。書き手は「日本人旅行者はくれぐれも安易にマスクを着用しないようにご注意を」と文章を結んでいるが、円安だからとりあえず被害者は少ないかもであるが、お国柄によって色々あるなあと慨嘆する次第。
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