月: 2024年6月

若き新聖人誕生か

https://wien2006.livedoor.blog/archives/52390611.html

2024年05月26日

 バチカンニュースは23日、コンピューターの天才で15歳で夭折したイタリア人の少年カルロ・アクティス君が列聖される最初のミレニアル世代となるだろうと報じた。アクティス君はインターネットを駆使して神のメッセージを伝えたことから「神のインフルエンサー」と呼ばれてきた。

 1991年生まれの彼は2006年に進行性白血病と診断され、その後まもなく死亡したが、彼は、並外れた信心深さと優れたプログラミングスキルで早くから頭角を現し、11歳のとき世界中の聖体の奇跡を記録し、死の数か月前に自ら作成したウェブサイトにそれらをカタログ化したことで知られている。それだけではなく、教区内の難民やホームレスの支援に尽力した。そのため、2020年10月10日にアッシジのサン・フランチェスコ大聖堂で、聖人の前段階である福者の列福式を受けている。

 彼はその後、列聖入りのために奇跡の証が伝えられた。例えば、2022年にフィレンツェで自転車事故に遭い、頭部に重傷を負ったコスタリカ出身の21歳の学生が治癒したことだ。学生の母親はアクティス君の墓を巡礼し、娘の回復を祈った。被害者は同日、再び自力呼吸を始めたという。フランシスコ教皇がこの新たな奇跡を公認したことで、アクティス君の聖人への道が晴れて開いたわけだ。

 イタリアのメディアは列福式の当時、「ジーンズ、スニーカー、セーターを着た史上初と思われる列福者」と呼び、アクティス君は既に多くの人から、「インターネットの守護者」、「神のインフルエンサー」と呼ばれている。神のメッセージを紙媒体で伝える時代は過ぎ、デジタルでインターネット上で伝える時代圏に入ってきている。その意味で、カトリック教会でその道を開拓していったアクティス君は現代にふさわしい最初の聖人となる可能性があるわけだ。



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NHKスペシャル「ヒューマンエイジ 人間の時代」第2集「戦争:なぜ殺し合うのか」をみた

昨晩、BSだったと思うが見た。昨年6月初放映の再構成のようだ。私にとって新味はなかったが(戦争史の地図など5年前のものをこのブログで紹介したことがあるはず:https://www.lifehacker.jp/article/160303gizmodo_mediagene/

https://naglly.com/archives/2019/01/timelapse-of-every-battle-in-history.php

下図参照;カラー化して激印象化しているだけみたい)、まあ身内への信頼フォルモン「オキシトシン」に着目して合体させているのが新味といえるだろうか。そもそもこの戦争図の根拠は文献史料が主体なので、記録の残存に濃淡あるのが問題なのであるが、もちろん放映ではそんなことひと言も触れずにすっ飛ばしているわけで。

それにとってつけたように日本人の研究者がコメントらしきものを付けているのだが、所詮素人っぽい周辺情報で、焦点が拡散し気味でべらべら喋っていて、さてどうかなと。思い切ってネタもとの欧米版(たぶん)をそのまま放映してくれた方がよかったような。でもそれじゃあNHKの沽券に関わるのだろうが。

とまれ今回放映の内容について、以下に詳しいまとめが:https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/BJPW9KMQ34/

五分間のダイジェストもみつけた:https://www.youtube.com/watch?v=0O_OgC1YNco

 近々に第3集の放映もあるようだが、私は第1集を見逃している。

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