行ってきました。
今回は遺跡管理事務所の許可証なしだったので、どこでも観光客レベルで再見の場所ばかりでしたが、色々変化があって、全く無駄ということではありませんでした。
往復の航空券はイタリア・エア・ウェイズ。行きはイタリア人7割、日本人3割、帰りは五分五分で、いずれも満員に近かった。よろず節約なのでしょう、まともな食事は一回のみで、着陸前にパンと菓子が配られ、日本人職員はおらず、映画も日本語なし。
フィミチーノ到着は夜8時頃だったので、タクシーでテルミニ近くのホテルへ。市内まで定額55ユーロと書いてあったが乗るなり「sixty!」と言われ、まあチップ込みでそれでいいかと。
宿泊料金は事前のカード決済なのでそれは別として(ポンペイ、ポッツオリではアパート借りて基本自炊)、経費(食費、入場料、交通費、他)は日々約1万円といったところか。
雨期なので天候は半ば諦めて行ったのだけど、雨は後半に大雨にちょっと降られた程度。
鉄道での切符販売は機械化されていてこれで皆さん四苦八苦。苦労して手にして改札に行くと職員が立っていて目で確かめていることばかりで、なんのための改札機なのかわかんなーい状態。前半のローマ滞在では試しに「ローマ・パス」3日券だっけを購入したが、バー・コードをどこにかざせばいいのかわかんなくて、人の後について、ま、無賃乗車方式となったり(あとから、丸い黄色がそれだとわかったが:交通は乗り放題となっていたが、もとを取るまでには利用できなかった)。
驚いたのは、バチカン美術館とサンピエトロ大聖堂での超大行列。前者は朝早くから並んで二時間半かかった。見てると続々グループが入って行き、一般は入場制限で10人くらいづつ区切られるという入場制限があったわけ。前者を見終わってから後者に行ったのだけど、なんと広場内縁をぐるーっとC型に行列が取り囲んでいて、これはもう諦めました。いずれも東洋人はごくわずか。大部分西欧人。来年は聖年だからこの調子だとひどいことになりそう。ちょうど修学旅行シーズンなのだろう、フランスの中学生・高校生集団とかと遺跡や博物館でよくすれ違った。
ポンペイからの同行者の在独留学生はすべてケータイですぐさま調べ上げ(それができちゃうわけ:私には不思議にみえたが)、また支払いもほとんどそれでやっていたので(現金拒否の店や窓口も多い、というかほとんど)、現金派の私は彼に一緒に払ってもらって後から精算する方式。リストランテでもQRコードがポンと置かれ、それがメニュー。しかし注文はそれを見て口頭で伝えないといけない。
実はそれは前回経験済みだったのだが(ケータイは必需品)、今回驚いたのは場所によってはチップが理解されなかったこと。ひと言で言うともはやチップの習慣は廃れてしまったようで、85の請求で100札だして、お釣りは10でいいよと言っても15返ってきた。
帰りのローマの宿泊はカブール広場駅近くのシャワー共用の安宿を予約したつもりだったが、行ってみると受付がシスターで、要するに女子修道院経営のまあ巡礼宿というか、ユース形式。二泊したが同宿者は我ら以外それぞれ一組いたぐらいで、全部で七室くらいあったが、私はトイレ兼シャワー室で他の人と鉢合わせしたことはなかった。これは穴場かもしれない。部屋はベッドと机と衣服掛けと水道があるくらいで、文字通り修道院の僧坊で、共同食堂(台所、冷蔵庫ほかあり)があってそこだけで飲食可能。問題は洗濯だが、それは今回は帰国直前だったのでせずに荷物に。
最後に戸惑ったのは、帰りの航空券の事前チェックインを使用としたら、「お前の席はウェイト・リストになっている」とあって座席指定の画面がでなかったことで、何でやと疑心暗鬼に。帰れないと困るのでおイタ在住者に聞いたら、航空会社のホームページのどこそこに行けば予約金5000円払って確保できると。それでも納得できなかったが面倒は事前に避けるべくチャレンジしたら、最後尾のゾーン3を6000円台で押さえることができたが(ゾーン2あたりだと1万5千円だったかな)、カード会社からは出金メール届いたが、航空会社からはなしのつぶて・・・。後から考えると、これはお金払って自分の座りたい席を予約する方式によるもので、そういえば前にカウンターで「通路側おねがい」と言ったら「有料になりますが」と言われ、断ったが機内ガラ空きだったことあって、なんでガラ空きで有料なんだと思ったが、ああそのシステムだったのか、と。予約金とろうという魂胆なんだろうが、こんなことしているから倒産するのだと納得。
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