ドラマと現実:コードと闇バイト

 偶然みたテレビドラマがなかなかだった。実社会で「闇バイト」がらみで最近やたらと変な事件が起こっている。そんなとき、「Code:願いの代償」の再放送を偶然見た。

 テレビを一緒に見た妻が「闇バイトと同じね」と言ったのだが、スマフォを介在させて確かに素人が殺人にまで関与するといった場面にも遭遇する。これってえらくタイムリーというか、我が国での放映が昨年公開なので予言的内容とも思え、えっ、そのころからもう「闇バイト」が実際に問題になっていたのか、とともかく興味を持ったのでぐぐってみたら、原作は台湾で大ヒットした『浮士德遊戲(英題:CODE)』(2016年)、『浮士德遊戲2(英題:CODE2)』(2019年)とのこと。それを翻案した日本版は2023年12月に8回放映された(https://tver.jp/series/srfm3klyfx)。コードとは欲望のマッチングアプリで、それを使うと時として犯罪の任務が要求されるわけである。

 主演の坂口健太郎は、2018年に10回放映で「シグナル:長期未解決事件捜査班」に出演していて、なんだかその延長線のような感じ。あそこでは衛星電話のような機器で時空を越えての話が展開していた。ところで、この作品も韓国のテレビドラマのリメイクだったとは、なんともはや(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%AB_%E9%95%B7%E6%9C%9F%E6%9C%AA%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E7%8F%AD)。

 最近のテレビって再放送だらけでなんだかなと感じていたが、そのうえ企画力でも他国依存体質となると、我が国力・人力・智力が世界の現状況の第一線から後退している如実な現れのように思えてならない。こんな感慨も旧世代だからこそかもしれないが。

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