Web@岩波「たねをまく」

 私は岩波の書店広報月刊誌『図書』を定期購読しているのだが(大昔になるが最初は購入費を払っていたが、いつの間にか有り難いことに無料で送られて来るようになった:東大出版会の『UP』も同様である)、2025年1月号は私にとって読み応えある内容だった。表紙や志村ふくみの巻頭言から座談会、モチの話、そして算術九九の話まで、なぜか私の関心に接触する話題が連続したので、いつものように気になったページを切り取ることは諦めて冊子のまま保存する気にさせられたのはこれが初めてではなかろうか(追記すると吉川弘文館から、長井謙治『石器づくりで何がわかるか』の出版予定も知った)。

 そして座談会「<歴史の面白さ>を伝える:歴史小説家と歴史研究者の対話」がいささか尻切れトンボで終わった末尾に、掲載できなかった増補をウェブマガジン「たねをまく」にアップする旨書かれてあったので、さっそくググって行ってみたが、座談会はまだ掲載されていなかった(私が注目していたモチと九九はあったのでさっそくEvernoteにコピーした)。ところで、このウェブマガジンはどうやら2018年から岩波書店関係の雑誌の一部記事をウェブにアップしていたものだが、私は大変遅ればせながら、今回やっとその存在を知った次第。

 これでようやく冊子から切り取るというアナログ的なレベルからデジタル時代にふさわしい状況に脱却できたわけであるが、さてさてどうだろう。

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