2/7発行 「1.トランプ政権の基本戦略」から
(前略)
ちなみに最近日本でレタスやキャベツが高いですが、原因は天候不順だけじゃなくて、安い中国人労働者などに頼っていた取入れ作業に支障をきたすようになってるんです。
中国の都市労働者の賃金は日本を上回ってしまいましたし、ほんの少し前まで紙くずだった中国の通貨が、日本の円を越えるボリュームを持つ国際通貨になってしまいました。
中国の人工知能の会社で働く20歳代の天才中国女性は、数億円の給料で雇用されているそうです。
15年ほど前、私が担当していた「そこまで言って委員会」に出演してくれた保守派の識者が「中国元なんて国際的にはまったく価値を持たない」なんて発言していたのが懐かしいです。
あの時もう少し危機感を持っていたら今の状況は変わっていたかも知れないと思うと、今でも似たような事を言い続けている「識者」がいかに信用ならないか分かります。
1990年代に番組に出演してくれた別の右派の識者は「今やアメリカ製品に買う物なんかない!」と豪語していました。
その頃には、後のGAFAなどが生まれつつあった訳で、先の読めない人の話を信じていると酷い目に遭います。
その時の「識者」が、今でも保守論壇の月刊誌で発言を続けているのを見ると笑えます。
右派、保守派がこんな状態で、
左派に至っては「軍が慰安婦を強制動員した」「北朝鮮は夢の国」的な発言を毎日平気で続けていましたから、
その後の日本がこんなことになったのは避けられない事態だったのかも知れません。
(後略)
私見:ま、マスコミ受けする知識人だけの責任じゃないだろうが。元気のいい発言する者がちやほやされるのは世の習い。トランプ然り。だけど長続きしないはず。
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