今日送られて来た中国新聞ニュースレターを見て驚いた。女学院大学(と幼稚園)の経営母体が山口の専門学校を運営しているグループに移管されると報じていた(中学・高校はこれまで通り経営)。しかも文科省がこの移管を承認するかどうかこれも不透明なのだそうだ。
広島の私立大学の老舗だった女学院大学の今回の身売り話は、いよいよ大学冬の時代に突入という実感をもって私を襲った。
実は、大学経営に関わっている知人とその話を1か月ほど前したことがあったのだが、イメージ低落を防ぐためにメンツを捨てて定員減をすることと、経済基盤として財源確保の手当をしておくことが肝要なのだが、それをしようとしなかった、ないしできなかったことが問題なのだと言っていた。先見の明が問われているわけである。
そもそもそういう見識をもって学校経営するのが理事会の責任のはずなのだが、ありがちなことだが、選出された理事たちがなあなあの無難なお友達ばかりで固められたり、親身にかかわる姿勢が希薄になると(それは設立理念の消失に連動しているわけだが)、いくら頭数揃えていても身動きとれないのが現実なのである。
公立化を模索していた加計学園傘下の千葉科学大学も沖縄の学校法人に移管されるそうである。文科省は移管に関してよもや門前払いはしないだろうが、いずれ募集停止・廃校となる可能性もあるわけだ。
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