➡ 役所広司の登場は、どうもこれ関係だったのだろう:2023年11月20日「役所広司さん、トイレ清掃員役で監督たちと紡いだ「美しい物語」」(https://yab.yomiuri.co.jp/article/ttt_3/)。おなじ企画で「生まれ変わった公衆トイレから見える日本:THE TOKYO TOILET対談「きづきのきづき」」(https://yab.yomiuri.co.jp/article/ttt/)
今年の11/13に海外発注していた本が届いた(Ed. by Stefanie Hoss, LATRINAE : Roman Toilets in the Northwestern Provinces of the Roman Empire, Archaeopress Roman Archaeology, 31, 2018)。もろ円安影響で約1万円弱かかったのだが、副題的にはすぐさま利用価値はないけどと思いつつ、まあ念のためとりあえず入手しておこうと思った本である。
意地の悪いことに、その論稿の最後の最後にようやく以下が書かれていた(p.22)。The discovery of fragments of mosses in the outer annexe ditch suggests that this material may have been used for personal cleanliness, being dipped into the open channel running round the interior of the latrine. すなわち「外の別棟の溝でコケの破片が発見されたことは、この物質がトイレ内を走る無蓋の水路にちょっと浸されて、(大便の後始末として)個人の清潔のために使用された可能性があることを示唆している」。コケなんかどう紛れていてもおかしくないのでは、と思うのが普通だろうが、私が興奮したのには以下の子細があったからだ。